クエスト1 いちまんえんいないで撮影で必要なアンティークの懐中時計を探せ!
を、私が受理したのは水曜日のことでした。
ステップ1
すかさず、辞書でドイツ語ではTaschenuhr(=かばん、ポケット時計)、英語はpocket watchまたはfob watch(=ポケット時計)であることを確認。「懐中時計」って定めた昔の日本人のセンスに脱帽しつつ、お昼休みに街中の骨董屋さんへ....
しかし街中全ての骨董屋さんは昼休みがやたらと長く15時までお休みだった。
気を取り直して、仕事を早めに切り上げ夕闇の骨董巡り。
「すみません、Taschenuhrさがしてるんですが」
だいたい、どこの店にもアンティークの懐中時計は置いてありました。置いてありましたがどれもお宝級です。
一番安い銀製で120ユーロ |
金製だったり、銀製でも美しい装飾がなされていたり。オメガだったりなかったり。
「100ユーロ以内の。。。」
これは、なかなか難しい、とのこと。なぜなら、安く仕入れてもそれをクリーニングし、故障を直して店にだし、利益を得るにはさらに上乗せしなくちゃいけないからね、とのこと。しかも、装飾的に魅了的な物が好まれるみたいです。
蓋の部分 |
ステップ2
なるほどなぁ、と思いネットオークションはどんなものだろう?と確認したところ、安いものは20ユーロ、高いものはびっくりする様な値段が。でも、予算以内でなんとか買えそうです。
ただ、私は美術史・考古学を学び、実技でいやというほど泣かされたこともあるので、実物を自分でみていない上に、触ったことのない物を購入するのがなんとなく好きではありません。だから、これは最終手段ということにしました。
ステップ3
さて、次に何ができるか?街中に時計修理のアトリエがあることに気がつきました。しかも、ショーウィンドウには懐中時計が飾られて!!!
街中の時計修理アトリエ |
「すみません、 Taschenuhrさがして。。。って、ドア開かない」
アトリエは営業時間中なのになぜか無人。待って待って、あきらめて、仕事をまた切り上げて金曜日の夕方に再度挑戦。
「わしにようか?」
「すみません、 Taschenuhrさがしてるんですが、あそこの。。」
「あれは売り物じゃないよ、動かないし飾り」
なんて、紛らわしい!!!でも、これで引き下がるわけにはいきません。職人さんから、骨董屋が高いんだったらフリマで買ってそれを修理して使うのはどうか?と提案をうけました。
「10〜15ユーロ以上だしちゃダメだよ。それから直すところなんていくらでもあるんだから」
と念を押されて。
ふむふむ、フリマで安く買い、それを直して70〜80ユーロくらかな?と想像。
ここで、クエストに修正が。
撮影で必要なアンティークの懐中時計を探せ!ストップウォッチのように、文字盤が読みにくく、大きめな物を!
土曜日の朝。
シュトゥットガルトの土曜の蚤の市は骨董がたくさんあり、おもしろかったのを覚えています。
StuttgartのKarlsplatzで毎週土曜日に開かれる蚤の市 |
たぶん、あそこならば。でも、フランクフルトでもフリマがあるらしく、まだ行ったことがない上に、あの街の中華はドイツの中ではとても美味しいし。
ステップ4
ということで、フランクフルトへ。
Frankfurt、Schaumainkai (Museumsufer) |
フランクフルトの今週のフリマは博物館が並ぶ川岸で開かれていました。
洋服、自転車、機械の部品などなど、生活品が多いフリマ |
シュトゥットガルトよりもたくさんのお店がでているのですが、骨董市というよりトルコのバザールな雰囲気でした。飛び交う言葉も懐かしいトルコ語。アルカダッシュ(友よ)!、メルハバー(こんにちは)を寒空で聞くとなんだか変な感じ。
もちろん骨董屋さんと時計屋さんも見つかりましたが、ストップウォッチは残念ながらありませんでした。懐中時計もあんまりイイ雰囲気ではありません。
85ユーロの懐中時計 |
修理の必要な45ユーロの時計 |
細部をじっくり見ようとすると、他のものを差し出してきます。なんだか怪しいし、寒いしで集中力が。。こんな時は物は買わない方がいいですよね。
ということで、ちょっと休憩。フリマはあきらめこの街中の骨董屋さんを確認しよう、その前に栄養補給。やはり中華街のある街は中華がうまい!
実はこの前に餃子も食べています |
Die Fortsetzung folgt in der nächsten Nummer!
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